1989-02-14 第114回国会 参議院 本会議 第4号
ただ、ここで一つお伺いしたいと思いますることは、最近アメリカ国内において、日本を経済的脅威としてだけでなく、いろいろな意味での脅威になると誤解して警戒心を強め、日本と対抗するためにソ連と手を結ぶべきだという日本脅威論、対ソ提携論がインテリ層の間にかなり出てきておると聞いております。
ただ、ここで一つお伺いしたいと思いますることは、最近アメリカ国内において、日本を経済的脅威としてだけでなく、いろいろな意味での脅威になると誤解して警戒心を強め、日本と対抗するためにソ連と手を結ぶべきだという日本脅威論、対ソ提携論がインテリ層の間にかなり出てきておると聞いております。
最近、農協と生協との提携論も出ておりますが、私は、そういう点について、農林大臣に一度何かの機会に申し上げたいと思っておりました。きょうは、この法案に関連してこういうことを申し上げることは、他の議員にもどうかと思いますが、非常に大事なことでありますので、ひとつ申し上げたわけでありますが、御所見を承りたいと思います。
改定の是非、内容についても、与党内ですら、吉田、芦田等の日米提携論者、船田、木村篤太郎等の治安重視主義者、松村、三木等のアジア主義者、これらの間でまちまちであります。今や安保条約改定を岸内閣の唯一最大の仕事としているのに、その岸首相がもろもろの党内の意見を未だ調整統一できずにおります。このままで交渉に臨むにおいては、不都合この上もありません。もはや首相たるの資格はないと言わざるを得ません。
のみならず、後ほど申し上げますように、私は日米提携論者でございます。しかしながら、思想上の偏見でなしに、ほんとうに日米関係を憂慮する人は、アメリカが無理なことをされては困るのであります。そうすると、どうしても反米思想というものはふえてくるのでございます。